皆さんは「仕事を辞めたい…」と思ったことがありますか?
入社して数年経過すると「仕事辛いなあ…」と思う事が2,3度はあったのではないでしょうか。
そして、毎日激闘の日々を過ごす中で誰でも一度は「仕事辞めたい…」とつい思ってしまったことがあるはずです。
- 毎日毎日サービス残業
- 毎月達成もできそうにない異常に高すぎるノルマ
- 会社の人間関係も最悪…
- 通勤距離が遠すぎる
- 転勤ばかりで体力が持たない
- 仕事内容がつまらない
- 両親の介護で辞めるしかない
- 結婚して寿退社
などなど。退職を思い当たる理由というのは様々あると思います。
その中でもみんなが思っている仕事を辞めようと思う理由をランキングにしてまとめてみました。
また調べていくなかで、仕事を辞めたいと思っている人の中で状況によって辞めた方がいい人、早まって辞めない方がいい人に分かれると思ったので、そちらも一緒に紹介させていただきます。
自分以外の人はいったいどのような場面で仕事を辞めたいと思うのか、辞めたいという人たちのリアルな声をご紹介させていただきます。
Contents
仕事を辞めたい理由ランキング
実際に仕事を辞めた人達の退職理由を見てみます。
こちらの統計で面白いのが仕事を辞めると決めたときの理由で会社に実際に伝えた退職理由と本当の退職理由が異なるという点です。
・会社に実際に伝えた退職理由ランキング
- 結婚・家庭の事情(23%)
- 体調を崩した(18%)
- 仕事内容(14%)
- 人間関係(6%)
- 社風や風土(11%)
・本当の退職理由
- 人間関係(25%)
- 評価・人事制度(12%)
- 社風や風土、拘束時間(11%)
- 仕事内容(8%)
- 業界・企業の将来性、待遇(7%)
エン・ジャパン『退職理由のホンネとタテマエ』(2016年2月22日発表)
※エン退職のサイトユーザー1515名から回答
こちらの調査では本当の退職理由として「人間関係」が圧倒的1位でした。
一方で、会社に伝えた退職理由は「結婚、家庭の事情」が1位です。
➤ 退職理由から見える退職者の「ホンネ」
そのほかの理由で見てみても、やはり会社に伝える退職理由として結婚や家庭の事情、体調を崩したからなど会社の人間としても退職を言われた場合どうしても引き留めづらい理由が上位にランクインしています。
その一方で本当の退職理由としては「人間関係」や「評価・人事制度」、「社風や風土」が上位としてランクインしているところから、会社を辞めようと思う本当の理由は会社に関することで不満があるからということが結果から読み取ることができます。
退職を会社に伝える際というのはもう自分の中でも決心が決まっていることが多いと思います。
しかし、伝えたときにできるだけ断られたり、引き留められたりはしたくないはず。
そのためやはり、会社に伝える退職の理由としてやはり断られずらかったり、引き留められづらかったりする理由を作って会社に伝えるのが双方円満な退職ができるのではないでしょうか。
ただやはり多くの方にとって、「仕事を辞める理由」は人間関係にあるのですね。
状況別仕事を辞めた方がいい人
仕事を退職しようと思う理由は上記のような理由があることがわかりました。
このような理由があり仕事辞めたいな…と思っていても「辞める」という決心がつかない人も多いはずです。
その中でも仕事を辞めることをお勧めする状況について考えてみます。
➤ 職場の人間関係
「仕事は人間関係で決まる」
これは私が退職を信頼のおける上司に相談した時に言われた言葉です。
仕事をするにおいて、生きていくことにおいて変わることができるのは自分自身でしかありません。
状況に応じて柔軟に対応することが仕事においても生きるにおいても大切なことになってきます。
その一方であなた以外の他人というのは変えることができません。
- あなたを邪魔する従業員
- いつもがみがみ辛く当たってくる鬼上司
- 足を引っ張る部下
あなたがどれだけ自分を変えて仕事を頑張ろうと思っても、他人の思考や行動というのはなかなか変えることができません。
むしろ変わってほしいと思い、いろいろと考えること自体がまた仕事のストレスのきっかけにもなりかねません。
この職場の人間関係の中で仕事をすることが辛いと感じたならば思い切って退職するというのも1つの手かと思います。
もちろん退職して人間関係を打ち切ることだけが解決策ではありません。
異動や転勤など人事権がある上司に相談したり、自分の手で環境を変えるチャンスがあるかもしれません。
どれだけストイックに仕事に打ち込んでいても、周りの人が協力してくれたり、応援してくれなかったりする場合、あなたにとってそれは悪影響でしかありません。
周囲の人があなたを理解し、協力してくれるような環境があればもっとあなたは羽ばたけるはずです。
➤ 評価人事制度
どれだけ頑張って働いても働いても給料が上がらないと思った瞬間に人は頑張ろうという気持ちがなくなってしまいます。
入社して1、2年目というのは仕事を覚えることで精いっぱいで、自分がどのように評価されているのかというのを客観的に見る機会というのはなかなかありません。
ところが数年会社で働いていると
- 仕事も一通りできるようになったのに…
- 毎月きちんとノルマを達成できるようになったけれど…
- 毎日定時を過ぎて残ってまで働いているのに…
と自分の働きに対する対価について考えるようになります。
そこでその働きに対する対価が正しいものでないと感じたとき、ひどくモチベーションが下がるきっかけになります。
やはり仕事というのは頑張って目標を達成し、それに対する正しい対価をもらってこそだと思います。
もしあなたが頑張ってしっかり実績も残したのに、給料が伸びなかったり、賞与がなかったりする場合はそれはきちんとした対価が支払われてない可能性があります。
またきちんと働いているのにも関わらず、給料が低い場合はもしかすると違法な状況で働かされている可能性があります。
- 長時間働いているのに残業代がなかったり、休日出勤をしたにもかかわらず休日手当てがない
- 給料を時給換算すると最低賃金を下回る
- 残業代を「みなし残業代」として支払われていて、どれだけ頑張って働いても給料があがらない。
もしこれらに当てはまるのであれば、転職を考えることをお勧めします。
➤ 今の会社に「?」と思ったら
上記の理由であれば私は転職することをお勧めします。
そのためにもしっかりとした準備をして転職活動をしていきましょう!
まずは転職サイトに登録するのをおすすめします。
こちらにおススメの転職サイトを記載しています。
よかったら参考にしてみてください。
少しとどまってみては?
それ以外の方に関しては少しとどまってみることをお勧めします。
人間関係や評価制度などに関しては自分1人の力ではどうしようもない限界があります。
他人を変えようと思っても変えることはなかなかできません。
評価制度も会社が大きく変わらない限りあなた一人の力ではなかなか変わることはないでしょう。
上述の通り、変えられないものは仕方ないと割り切り、新たな道を探した方があなたにとってメリットも多いです。
➤ 留まった方がいいと考える理由
一方でその他の仕事内容が合わないであったり、社風がそぐわないであったり、仕事量が多すぎるであったりというのは自分の努力次第でどうにでも転がる内容です。
「自分に決められた天職は自分がその仕事を天職だと決めた仕事」
あなたにあう仕事なんて本当はないのかもしれません。自分にこの仕事があうと思った瞬間にそれはあなたの天職です。
仕事があなたにあわせるのではなく、あなたが仕事に合わせる。
そう考えるとどんな仕事だって楽しく思えませんか?
もしくは任される仕事が多すぎていたり、自分には関係のない仕事までやらされるのであればきっぱりと断るのもまた仕事の1つだと思います。
自分にはキャパオーバーだということ、自分以外にも適任がいるのではないか考えるということ、それも仕事です。
人間関係や評価制度自体は変えられないことかもしれませんが、自分の力で変えられることであれば、まだ可能性が残っています。
行動してみて、どうしても変えられなかったり、限界を感じたのであれば、そこでようやく「退職」という選択を考えてみてはいかがでしょうか?
仕事で鬱の人、その手前の人は辞めるべき
会社というのはあなたが体調を崩したり、精神障害になったとしても保証は全くしてくれません。
働かせるだけ働かせて動けなくなったら「ぽいっ」です。
だって代わりならいくらでもいるんだから…
人間関係や仕事内容がストレスで悩みが深刻化して鬱になってしまった人や、もしかして自分は鬱かもしれない…という人は、すぐさま仕事を休んだ方がいいです。
➤ 鬱になる一歩手前だと思ったときの対処法
会社として就業規則で休業ができるのであれば、休業の申し出を。休ませてくれないのであれば退職を考えた方がいいです。
こちらで鬱を感じたときには休むべきな理由を書いています。
まずはしっかり休んで、自分自身を見つめることが鬱を治す第一歩です。
もっと言うと鬱病になってしまうと治すことに時間もお金も費やしてしまうこととなってしまいます。そうなるまえに休職や転職を考えて、あらたなステージでまた頑張って働きましょう。
その他 ランキング外
ランキングには載っていませんでしたが、その他仕事を辞めたい理由とその理由は仕事を辞めた方が良いのかどうかです。
➤ この仕事向いてないかも…
仕事を長年やっているとふいに「私この仕事向いてないかも…」と思う事ってありますよね。
しかし、これは個人的な意見ですが辞めない方がいいと思います。
石の上にも三年という言葉がある通り、新卒で入ったとして、転職で会社を変えたとして、まずは三年間は頑張ってみましょう。
また一度自分には向いてないで辞めてしまって転職した場合、次もこの仕事向いてないかも…ということにもなりかねません。転職する人が増えてきた最近ですが、そうはいってもまだまだ転職回数が多い人というのは不利になってきます。
転職も退職もリスクがついてくるものですので、この仕事がむいていないと思ってもまずは三年間はがんばってみましょう。
もちろんその中で仕事以外の人間関係などがストレスになってくるのであれば、話は別です。
➤ やりたいことがある
自分は賛成派ですが、転職よりも退職。そして自分の夢を追い求めることに関してはかなり熟考した方がいいです。
デイトレーダーが何をいっているんだ…と思われそうですが、やりたいことが見つかったとして、それが本当に収益が見込めるのか。生活をやっていけるほど稼ぐことができるのか。
夢が見つかったときというのは仕事が邪魔で邪魔で仕方なく思えると思います。
それでもその夢でしっかり飯を食っていけるだけの可能性と確実性を手に入れた時、初めて退職の決意をしてください。
もしくは仕事をしながらその夢というのは叶えることはできませんか?最近では副業を認めるという会社も増えてきています。
【副業の一例】
・株での資産運用
・ブログを運営してアフィリエイト収益を得る
・動画を投稿してそこから広告収入を得る
このように本当に幅広く個人が活躍できる場というのが増えてきました。
今の仕事があなたの夢を邪魔するのは痛いほどわかりますが、本業がありつつの副業というのがやはり一番のベストかと思います。もしかすると本業の収入にプラスするような形で副業がくっついてきてくれるかもしれません。
自分の夢が見つかっても、まずは退職を考えず、自分の中で確実にいけると思える段階まで固めることを一番に優先してください。
こちらはサラリーマンという職業の優位性、副業を持つということ、自営業と会社員を対比してのメリットについて考えた記事です。
やりたいことがあるけど…という方は一度読んでみてください。
まとめ
仕事を辞めようと思う理由から、仕事を辞めた方がいい人というのを考えてみました。
やはりみんな考える退職理由というのは同じみたいですね。
他人は変えられないから退職を…とは言いましたが、もちろん職場の人間関係を変えてやる!と頑張ってみるのも一つの選択肢です。それで社内の雰囲気が変わったのであればあなたの功績になります。
またその他の理由であっても、そういう仕事を辞めたいなと思う気持ちとうまく付き合いながら、頑張る自分というのを楽しんでみてはいかがでしょうか。
人生は一度っきりです。何事も楽しんでいきましょう!