私って鬱なのかもしれない…
と思ってもどこかで、これはただの会社に行きたくない、いやなことはしたくないという自分への甘えだと思う事ありませんか?
鬱病と甘えは混同されがちで、自分では鬱だと思っていてもどうしても今の日本では鬱=甘えだと認識されてしまうこともあります。
区別はしにくいですが、双方どちらも特徴があるので、しっかり区別してください。
もし今仕事や生活でストレスがかかっていて、鬱かもしれないという方はこちらの記事を見ていただいて、当てはまることが多いのであれば医療機関等で一度診断を受けることをお勧めします。
「鬱」と「甘え」の見分け方、そしてもし「鬱」かもしれないといったときどのような対処法をとればいいかお話させていただきます。
Contents
鬱と甘えの見分け方

鬱病と甘えを見分ける方法は
「行動を起こそうとする意志があるか」どうかです。
例えばサラリーマンの方が風邪や熱があったり、けがをしたりなどの体調不良があっても「会社に行かなくちゃ…」という意思がある出勤しようとします。
朝起きて熱がある…となっても
・今日やらなくてはいけない仕事がある
・出勤しなかったら上司から怒られる
・熱如きで会社を休めない
そう感じて出勤するの「意思」があるので、こちらは甘えではないでしょう。
一方で風邪や体調不良などになり会社を休める~!と思ったのであればこちらは「甘え」だと言えるでしょう。
仕事で考えると少しわかりづらいかと思う点もあるので小学生や中学生時代を思い出してみてください。
鬱と甘えの比較
朝起きて会社に行かなくちゃ!と思ったけどなんだか体がだるい。熱い。
熱を測ったら38度!?
この時にあなたはどう思いますか?
➤ 鬱の場合
自分が休むと会社にも従業員にも迷惑をかけてしまう。
「いかなくちゃいけない」という意思がある一方で熱が高すぎて体は動かない。
➤ 甘えの場合
熱があるって言った許してくれるよね!会社休めてラッキ~!
後者は会社に行こうという意思すらありませんね。
どちらか判断がつかない場合
上記の例では熱の場合で考えてみました。
ですが実際私も会社に行かなくてはいけないとわかってはいるものの、熱や体調不良を起こしてしまったときは「ラッキー」と心のどこかで思ってしまいます。
やはり人間ですから仕事を休めるとなれば心のどこかでそう思います。
熱くらいなら解熱剤を飲んで仕事に行こうかと思いますが、インフルエンザやほかの人に感染してしまう病気にかかってしまったときは無条件に休むしかないので、そういった場合も「会社を休める…」と確かに思います。
こちらは鬱になりやすい人の特徴で優しい人が鬱になりやすいというお話です。
・仕事を休むとほかの人に迷惑をかけてしまう
・自分の仕事をほかの人にさせてしまう
体調不良などで仕事を休む場合このような考えを持つことはありませんか?
このブログを読んでいるあなたは決して甘えなどではありません。
会社を休めてラッキー。いいじゃないですか。
だって、仕事を休む連絡をするときに「人に迷惑をかけてしまうかもしれない…」そう頭の中でよぎったのではありませんか?
その時点でもう甘えではありません。
サラリーマンとして仕事に対する責任感を持ち、仕事を全うできないことに対して申し訳なさを感じているのです。
体調不良になってしまったのならもう仕方ないです。
今日は割り切ってしっかり休んでくださいね!
もしかしたら自分は「鬱」かもしれないと思うとき
仕事行きたくないな…と誰しもが思う願望を通りこして、以下のような症状、状態に陥っている場合は「鬱」の可能性が非常に高いです。
➤ 意思はあるがいけない場合
「会社に行かなくてはいけない!」と頭ではわかっていても体が自分の思ったように動かない場合、精神的な問題がある場合があります。
どうしても日本ではそのような状況に陥ったときに「これは甘えだ」と思ってしまい、鬱の発見が遅れていると言われています。
このような状況になったときはあなた自身があなたへ向けてSOSを出している状態ですので、早期発見と早急な対応をしてあげましょう。
こちらは私の体験です。
「会社に行かなくちゃいけない」と頭ではわかっていても体が動かず出勤するまでに時間がかかることが多々ありました。
こうなる前に心のSOSに早急に気づいてあげてください。
➤ 出社すると心が狂ってしまうと思ったとき
鬱病は決して珍しい病気ではありません。
あなたもあなたの周りの人もかかる可能性があります。
近年では日本人の15%は鬱病を発症したことがあるという結果もでています。
もし今あなたが出勤するときに体調が悪くなったり心が重くなったりする場合、それは鬱病の可能性があります。
鬱病はなった人にしかその苦しみはわかりません。
鬱病の人を周囲の人が見ると一見普通に見えます。
またよほどのことがない限り重症にうつらず回復するケースもあるので、しばしば見過ごされてしまいます。
鬱の早期回復には自分で鬱だと認識することが重要なカギになります。
そのためにももしあなたに自覚症状があるのであれば認めてしまう事、そして周りの家族や友人が鬱のサインに気づきサポートをしてあげることが大切になってくるのです。
まとめ
もしかして今会社を休もうとしてるのって甘えかもしれない…
そんなこと思わなくたって大丈夫です!
甘えかもしれないと思っている時点であなたは会社に行かなくてはいけないという「意思」を持っています。
ましてやストレスに感じるほど、鬱になるほど仕事を一生懸命やっているあなたです。
甘えなんかじゃありませんよ。
今回は会社に行けない理由を体調不良で例えましたが、私のように出勤する際に体が思うように動かなくなることがある。
こちらは鬱の症状の一つです。
心のSOSの早期発見と早急な休息をとってください。