今回は自傷行為についてのお話です。
この記事に関して、気分が悪くなる恐れもあるような内容です。
もし、内容的にそぐわない方は読むのを控えることをお勧めします。
しかし、このブログは会社が憂鬱のひとのためのブログです。おそらく自傷行為に手をだしてしまうほど追いつめられてしまっている方も多いと思います。
そこで今回自分自身の経験も踏まえ、あえてその部分に触れていきたいと思います。
Contents
自傷行為をしてしまう理由とは?
鬱の症状の一つとして自傷行為もあげられます。
しかし、なぜ鬱と自傷行為は関係があるのでしょうか?
仕事のストレスなどで自傷行為をしてしまう理由としては2つ原因があると考えられます。
➤ 自分自身を許せなくなるため
ストレスから鬱になる頃になると自分のことが嫌いで嫌いで仕方なく、徹底的に自分自身の心を自分で痛めつけています。
しかし、それでもまだ足りず自分自身を許すことができません。
「自分はダメな人間。生きていても人に迷惑をかける。贖罪をすべきである」
どうすれば自分を許してもらえるのだろう…。
そうだ、自分の体を痛めつけることで贖罪すべきである。
という考えに陥ってしまっています。(少なくとも私はそうでした)
➤ 死んでもいいから今の状況から逃げ出したいため
ストレスの要因が外部環境にあり、そこから死んでもいいから抜け出したい。
こちらは自傷行為というよりは「死」を願って行うものです。
しかし、最後まで行うことはできず、途中で止まってしまうために自傷行為となってしまいます。
私のケース
私が自傷行為に至った経緯を書きます。あえてリアルに書かせていただきますので、もしショッキングに感じる方がいらっしゃれば、スクロールして下まで流してください。
➤ 鬱に至った経緯
仕事で追いつめられ、到底到達できないノルマ。
毎日のように上司からは説教と電話がかかってきます。
仕事で職場の人に迷惑ばかりをかけ続けてしまうという自己嫌悪感。
もう自分は人に迷惑しかかけられない。生きていて申し訳ない。
仕事も嫌だ。明日行ったら本当に死んでしまうかもしれない…。
会社から帰宅し、いつものように涙が流れ続けうなだれていました。
ふと目に着いたのは電化製品のコンセント。
気づけばそれを首に巻いて、強く引っ張っていました。
強く強く。それでもまだ強く。首にコンセントがくこむのがわかります。
どんどん呼吸ができなくなっていくと同時に、苦しみから解放されていることに気づきます。
なんだか楽になるな…と思った瞬間に我に返ります。
「俺は何をしてるんだ!」
コードから手を放し、恐怖心で体が覆いつくされます。
ストレスからの開放という快楽とその後に訪れる恐怖心。
こんなことはもうしないと心に決めるものの、ストレスを抱えるづけると逃避法として、また手を出してしまいます。
それでもまだ自分を許せない。この気持ちから逃れたいと思い、家にあった包丁を手に取ります。
「これでもっと苦しみから解放される」
そう思った瞬間に涙がこぼれ落ちてきました。自分はもう限界だと、そこで思い知らされます。
生まれて初めて親に泣きつきました。
電話をかけたのが深夜0時過ぎ。
親の声を聴いてほっとしたのか、涙がとまりませんでした。
「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。」
電話口で1時間以上謝り続けました。
深夜0時をすぎて、息子からかかってくる電話。そして、あまりに異常な内容。
本当に心配をかけました。
誰にも言えなかったんです。仕事が嫌だなんて。彼女も気づいていたと思いますが、そんなこと言うこともできませんでした。
自分で抱えて、しょい込んで、追い込んで、傷つけて。
それでももうどうしようもなかったんです。
自分ひとりの力では、ここから回復することなんてできないほど追い込まれていました。
そこから逃げる方法が自傷行為でした。
➤ 自傷行為が癖になる原因
私の場合は仕事のストレスから逃げるために自傷行為に手を出してしまいました。
一度やってしまったあと、もう二度とやるものかと思っていても、再び同程度以上のストレスを抱えてしまうと、そこから解放されたくてまた行為に及んでしまいます。
それほどまでに「自傷行為によるストレスからの開放」というのは快楽的であります。
どうしようとも逃げ出すことができないほどのストレスからどれだけ短い時間だけであっても解放されるのです。
自傷行為をしているあなたへ
賛成できる方法ではありません。
しかし、ほかに逃げ道がないんですものね。その気持ち痛いほど本当によくわかります。
逃げられないほどのストレスを抱え、自分を傷つけることで一時的にでも本当に楽になります。
そして、癖になってしまいます。傷として残ってしまいます。
けれどどうか、もう自分のことを許してあげてください。
あなたを大切に思う人がきっとどこかにいるはず。会いたかった人がいるはず。
その人のことを思い返してみてください。
もう一度会いたくありませんか?
もう会えなくてもいいんですか?
また笑ってアホみたいな話を徹夜で何時間もしたくありませんか?
仕事なんてやめちゃっていいんです。
日本で生きてさえいれば、仕事なんていっぱいあります。
いっぱい戦って少し疲れたんですよね。あなたは本当に頑張っています。
上司に怒鳴り散らされ、職場の人から責められ、到底出来っこない仕事量を毎日こなして、それでも職場ではにこにこ笑っていて。
あなたは本当に頑張っています。
もう自分を許してあげてください。
もうこれ以上頑張れない自分を許してあげてください。
社会には自分では敵わないこともたくさんあります。
そして、あなたが悪いのではなく、社会が会社が職場が悪いのです。
逃げることは悪ですか?仕事ができない自分は悪ですか?
逃げるあなたを指さし笑う人もいるでしょう。
しかし、そんな人あなたにとって大切な人ですか?
逃げたいから逃げてるんじゃないんです。どうしようもないから逃げてるんです。
それすらわかってあげられない人間です。
最後の力を振り絞って頑張るあなたを笑う人間が私は憎い。
逃げた先でしっかり休んだら、これからどうするか自分自身と対話してください。
鬱になるほど頑張ったあなたです。適当に仕事をしている人間なんか鬱になれっこありません。
そこまで頑張れるあなたです。あなたの歩む道は必ず明るいです。
まとめ
あえて自分自身の経験をお話させていただきました。
私の話を読んでいただいて、少しでも心が楽になる人がいてほしいという気持ち一心です。
また、身近な方で悩んでいる人がいる方はこちらの記事もよかったら読んでみてください。
1人でも多く、自分と同じ思いをする人がいなくなるよう、私は願っています。