鬱の時の精神状態

入社4年目で鬱になりました。

その当時はまさに人生のどん底でした。

目の前は真っ暗になり、長い長い真っ暗なトンネルを永遠と進まされているような気持ちで毎日を過ごしていました。

何をするにしても仕事のことがちらつき、どんなことも楽しむことはできません。

もちろん仕事もうまくいっておらず、毎日が辛すぎる。

生きていても仕方ないのではないかと思っていました。

しかし、そんなところから私は復活することができています。いまだに仕事がうまくいかない時は鬱の傾向が現れるものの、日常生活を不自由なく過ごすことができるまで回復することができました。

当ブログをご覧の方で今現在仕事のストレスで毎日が辛すぎる。鬱になりかけているという方も多いと思います。

当時の私がどのような心理状態だったか、そこからどのように回復することができたか、何かしらの参考になればと思います。

いけいけどんどん!

「俺ならだれよりもなんだってできる!」

鬱になる前の私は入社4年目でまさにいけいけどんどんといった感じでした。

仕事も一通り経験して、ある程度はこなすことができるようになっていました。

後輩も入ってきて、部下の教育なんかもしていた時期でした。

そんな折に、昇進がかかった転勤の話が舞い降りました。

転勤先は会社でもトップクラスの営業所でした。

そこで結果を残すことができれば、昇進させてやる。そのように人事の方に言われました。

彼女と付き合って数年が経っており、そろそろ結婚したいなと思っていたところです。

昇進を機に、彼女にプロポーズしよう!がんばって昇進しよう!と思い二つ返事で転勤します!といったのをよく覚えています。

「俺なら次の営業所でしっかり活躍してやる!」

しかし、今だからこそ思うのが入社4年目なんてまだまだです。

確かに同期の中で自分よりも出世が早い人も何人かおり、なぜ自分よりも出世が早いんだと悔しい思いもしていました。

もちろんその方々は、自分よりも何倍も努力して、勉強して、結果を残したからこそ昇進できています。

単純に努力が足りない、努力する方向を間違えている。それに気づくこともできていませんでした。

そして、転勤先で働くようになりました。

バリバリ仕事するぞ!ノルマをバリバリこなして、いち早く昇進しなくちゃ!

しかし、理想と現実は大きくかけ離れており、転勤早々ミスを連発。

馴れない場所だから、親しんだところじゃないからというのも確かにあると思います。

そして、ミスというのは畳みかけるものです。

そんなミスを認めることができず、私はこのように思うようになりました。

「こんなの本当の自分じゃない」

自信の喪失。そして…

「ここじゃあ本来の力を発揮することができない」

確かに転勤先の営業所自体の売り上げも良く、会社としてもトップクラスの売り上げをたたき出していました。

厳しいところだったと言えます。

しかし当時の私は

・やるべきこと

・やりたいこと

・しなくてもいいこと

の区別もつかず、無駄な仕事をしており、なおかつミスを連発。その処理に追われて一日を過ごしていました。

4年間働いていたので業務上必要な知識を一通りは経験することができました。

しかし、知識は自分が使えるようになってこその武器です。

当時の私はもともとの地固めができておらず、得た知識も正しく使うことができていませんでした。

そして、ミスからミスの連鎖。その後処理に追われる毎日を過ごす中で

「俺は早く昇進しなくてはいけない。早く売り上げをもっと上げなければいけない。なのに現状は…」

という…だから~しなくてはいけないという図式が完成していました。

その後メンタルが崩れていくのはすごく早く、簡単なことでした。

等身大の自分を認めることができずただただ理想だけを追い求める日々。

理想と現実のギャップすらも受け入れることができていませんでした。

そして、鬱に。

自分はなにもできない

「もう限界」

そこからさらに働き、追いつめられこれ以上働いたら死ぬと思いました。

頭では仕事はがんばらなければいけない。休んではいけない。もっとがんばらなければいけない。

というのはわかっています。

しかし、体がそれを拒んでくるのです。

仕事もできず、家にいても家事もできず、もちろん休みの日にはなにをする気力もありません。

ただ泣いてばかりの日々でした。

この時にはうっすらの自分は鬱なのかもしれないという気持ちになったのを覚えています。

まずは自分は鬱だということを認識し、鬱になった原因を考え、鬱と戦おうと決心しました。

いや、正確にはこれ以上鬱をひどくしないようにしようと。

まず鬱になった原因は自分の実力の認識不足でした。

自分の実力以上の許容量以上の仕事をしてしまっているから、どこかでミスが起こっているんです。

自分はもう何もできないということを認め、そこから自分でもできる仕事をこなしていこうと考えました。

一つ一つの仕事を丁寧にこなすこと。これを意識。

それともう一つはミスをしないこと。

この二つを意識するだけで業務効率は驚くほどよくなっていきました。

とにかく目の前にある仕事だけをこなす。不要な仕事を増やさない。

ミスせず一日を過ごすことができたら自分を褒めてあげよう。

ある時からどんどんミスがなくなっていき、それと同時に営業成績も徐々にではありますが、よくなっていきました。

ミスの処理に追われる時間を営業に行く時間に使うことができるので、当然と言えば当然の結果です。

全力で働くことはもちろん大切です。

手を抜いて仕事をするよりも全力でやった方がいいに決まっています。

しかし、人によって、ベストな実力を実力を発揮できるパワーというのは異なります。

自分のパフォーマンスを100%発揮できる力のかけ方というのをわかり始めてきたところでもありました。

そして、業務効率もよくなり、営業成績もよくなったので上司の怒りも徐々にですが収まっていきました。


最近なみの君働き方よくなったね!

が、もう体も心も限界を迎えていました。

これ以上働けない。

確かに業務効率もよくなり、会社員としての成長を感じていたところでもありました。

しかし、会社の変化に対応ができず、これ以上働くことができないと思い、退職を決意。

辞表を提出してから実際に会社を辞めるまで約半年ほど時間がかかりました。

その中で自分を見つめなおし、できること、しかくてはいけないこと、しなくてもいいことを精査する中で

いかに自分が焦っていたのかに気づかされました。

自分自身の客観的な正しい評価を下すことも受け入れることもできず、ただただ全力でがんばるだけ。

頑張っている方向も間違っていました。

「自分は…だから~しなくてはいけない」

ではなく等身大の自分を認めてあげること。

それができるようになったとき、ようやく鬱の症状も軽くなっていきました。

そして今

会社を辞める時に転職することは全く考えていませんでした。

まずは休みたかった。体と心を休めたかったというのもあります。

それと同時に企業で働く意味というのをそこで考え始めました。

今の日本の企業はどんどん営業時間を延ばしたり、サービスの質を向上させたりと進化していっています。

それもお客様へのサービスのため。

しかしサービスを受け取る側のお客様の要求もどんどん上がってきています。

もっと営業時間を伸ばせ、商品は安くしろ、家まで商品を持ってこい、サービスよくしろ…

すでに日本の企業の水準は他国と比べてもものすごく高いと思います。

これ以上まだ頑張らせるというのか…と働きながら思っていました。

そこで企業をとりまく環境や社会に対して疑問がわき、どうせ働くんだったら自分の好きなことをして働きたいと思いました。

お客様のためでも、会社のためでも、上司のためでも、社会のためでもなく自分のため。

それができる仕事を選び、夢に向かって頑張っています。

もちろん仕事に行き詰ったときやうまくいかないときは鬱の症状がでることもあります。

しかし今はその鬱を受け入れています。

鬱と仲良くと言ったら少しおかしいかもしれませんが、治すものではなく寄り添ってくれているものという認識で今は過ごしています。

まとめ

もし今仕事が嫌で嫌で仕方がない。

会社を辞めようかと悩んでいる。

そのような方すごく多いと思います。

私の経験ではありますが、なにかの参考になっていただければ幸いです。

今鬱で悩んでいる方はできるだけ早く治るように

身も心も限界になりながらも働いている方は、鬱にならないように

毎日を楽しく過ごす日々が来ることを祈っています!